SAS Institute Japanは12月7日、AI(人工知能)の技術を融合し、需要予測から在庫最適化までの一連の機能を強化した「SAS for Demand-Driven Planning and Optimization」の最新版を、国内で提供開始したと発表した。
同製品は、需要シグナルの分析・探索、需要予測、需要予測のコンセンサス、在庫最適化・補充計画、サプライチェーン全体の評価を提供する統合ソリューション。
新製品では、需要予測に使用する類似製品の選定、需要データのクレンジングと分類、予測モデルの作成そして予測という各ステップを、人工知能アルゴリズムの導き出す推奨値を参考にしながら、対話形式で進めることができるという。
また、多階層の在庫最適化に対応したAI技術(SAS独自の最適化エンジン)により、業務ルールの変更などがもたらす欠品率およびサプライチェーンのコストへの影響を、その都度シミュレーションしながら最適化することが可能だという。
同社では同製品を、消費財メーカー、自動車製造メーカー、電気製品メーカー、電子部品メーカー、製薬メーカーやそれらの小売事業者、通信業などの業種を中心に、販売を展開していくという。