ベリタステクノロジーズは12月5日、バックアップ製品の最新版「Veritas NetBackup 8.0」の提供開始、データ管理の統合管理を実現するソリューション「360度データ管理」を発表した。
「Veritas NetBackup 8.0」は、仮想マシンファイルVMDKの個別リストアに関する追加サポート、Hyper-V仮想マシンの高速バックアップとリカバリ機能、クラウドストレージの追加サポートなどが強化されており、12月6日より日本で提供開始する。
「Veritas NetBackup 8.0」の新機能として、複数の仮想ディスクを持つVMwareの仮想マシンに対し特定の仮想ディスクのみ上書きリストアが可能になった。
また、仮想マシンの変更ブロックのみを取得し自動的にフルバックアップイメージを高速合成することで、フルバックアップを非常に短時間で完了させることができる。
そのほか、クラウドストレージにへの対応として、新たにMicrosoft AzureとOpenStackに高速仮想合成フルバックアップが行えるようになった。
一方、「360度データ管理ソリューション」は、「Veritas NetBackup」を中核として、非構造化データを可視化する「Veritas Information Map」、事業継続を支援する「Veritas Resiliency Platform」、ならびにコピーデータ管理用の「Veritas Velocity」の3つの機能を統合したもの。
これにより、データがどこに存在していてもバックアップとリカバリの成功率はほぼ100%となり、既存の環境のままグローバルに散在するデータを可視化し、ビジネス回復力をシンプルに高め、コピーデータの統合管理が実現し、企業は最も重要な資産であるデータを保護、管理、活用することができるとしている。