fossBytesに12月1日(米国時間)に掲載された記事「Difference Between Google Chrome And Chromium Browser」がChromeとChromiumの違いを掲載した。Googleはオープンソースソフトウェアとして公開しているChromiumにいくつもの機能を追加したソフトウェアをChromeとして公開している。
記事が「違い」と挙げている内容は次のとおり。
- 自動アップデート機能 - Chromeには自動アップデート機能が用意されているが、Chromiumには自動アップデート機能は用意されていない。Chromiumのアップデートはパッケージマネージャなどディストリビューションが用意している機能を使って実行する。
- 問題報告機能 - Chromeにはクラッシュレポート機能や利用統計情報送信機能が追加されている。これらデータはGoogleに送信され、さまざまな改善や機能に利用される。
- Chrome Web Store - Chromeでは基本的にChrome Web Store経由で提供されるエクステンションしかインストールできないようになっている(デベロッパーモードは除外。)
- トラッキング機能 - Chromeにはインストールの成功率をチェックする機能が追加されている。
- サンドボックス機能 - ChromeにもChromiumにもサンドボックス機能が搭載されている。Chromeでは機能が有効にされているが、Chromiumは特定のディストリビューションでは無効化されている。
- Flashプラグイン - Chromeにはデフォルトの状態でAdobe Flash Playerが同梱されている。
オープンソース・ソフトウェアと相性のよいLinuxディストリビューションではChromiumが、WindowsとMac OS XではChromeがよい候補になるだろうというコメントがある。なお、Linux向けにもChromeは提供されている。