ノジマと日立製作所(日立)は12月2日、日立が開発したヒューマノイドロボット「EMIEW3」を活用した小売業における接客の実証実験を、ノジマ店舗において12月10日から開始すると発表した。
日立では、2016年4月に人と対話し行動するロボット「EMIEW3」を発表している。EMIEW3は、公共スペースや商業施設などにおいて、サポートを必要とするユーザーのもとに自ら移動し、接客・案内などのサービスを通して、顧客の業務支援を行うことを目的に開発したヒューマノイドロボット。
一方、ノジマは関東を中心に家電専門店145店舗、通信、キャリアショップについては日本全国で646店舗を運営する企業。
実証実験では、店舗を訪問した一般の顧客に対して、EMIEW3が商品の売り場の案内やお薦め品の紹介を行う。また、2017年2月頃には販売管理システムと連携したEMIEW3の接客を予定している。
実証実験の実施店舗は、MARK IS みなとみらい店(12月10日~12月11日)、トレッサ横浜店(12月14日~12月15日)、横須賀店(12月17日~12月18日)の3店舗。
両社は、今回の実証実験を通じて、日本の小売業界における接客・案内サービスの品質向上を目的としたロボット活用の可能性を検討し、新たな付加価値の創出を目指す。また、ノジマでは今後、ロボットを活用する店舗の拡大も検討するとしている。