AWSホールディングスは12月2日、ソフトバンクと日本アイ・ビー・エムが共同で提供する、日本語版「IBM Watson(ワトソン)」における「エコシステムパートナー」契約を締結した。
エコシステムパートナーは、IBM Watsonのコグニティブ・サービスに関わる付加価値サービスを提供する、ソフトバンク独自のビジネスプログラム。IBM Watsonを活用して企業や消費者へのサービス提供を目的とする「ビジネスパートナー」と、IBM Watsonを活用したアプリケーション開発支援やヘルプデスクなど、開発に関するさまざまなサポートを目的とする「テクノロジーパートナー」の2種類が用意されている。同社は両プログラムとも契約を締結しており、今後は複合的かつ広域的に開発を行うことが可能になる。
AWSホールディングスは、フィリピンでのオフショア拠点を活用したITソリューション開発事業と、レセプト点検専用ソフトウェアの開発及び医療データ分析を行うメディカル事業を展開している企業。
同社では、3Aの分野「Automation(ソフトウェアテスト自動化)」「Analytics(分析)」「AI(人口知能)」を戦略的事業領域と位置づけており、Watsonエコシステムパートナーに参画することにより、さまざまな業界において協業を推進し、積極的にAIを用いたソリューションサービスを提供することが可能となる。今後は、Watsonテクノロジーをドライバーに新たな市場開拓に邁進していくとしている。