ACCESSとチームスピリットは12月1日、Beacon(ビーコン)で得られた働く人の位置情報を業務システムに活用するACCESSの「ABF for Location」と、チームスピリットのクラウドソリューション「TeamSpirit」に連携したソリューション「ABF for Location TeamSpirit Connect」を発表した。12月13日より提供開始する。
ABF for Locationは、Beaconを用いて工場・倉庫・オフィスなど屋内の人やモノの位置情報を取得し、「機材の管理状態の記録」「要員配置の適正化」「機械の稼働状態の監視」といった業務効率改善に関するシステム構築を容易かつ短期間で開発できるパッケージソリューション。
TeamSpiritは、クラウド上で行動計画/経費精算/勤怠管理/就業管理/工数管理/稟議申請をセールスフォースのクラウドで一元化できるサービス。なお、TeamSpirit Connectは、TeamSpiritをサービス。
今回発表したABF for Location TeamSpirit Connectは、工場・店舗・倉庫・オフィスなど屋内の人の位置情報を、携帯用Beacon端末とゲートウェイ機器を利用して取得し、従業員の勤務状況を自動で認識するとともに、レジやバックヤード、ラインなどの場所と時間から従業員の「作業工数」データを自動作成するサービス。
このデータを、チームスピリットの「TeamSpirit Connect(TS Connect)」を利用して、勤怠管理/工数管理/経費精算をクラウドで一元化できる「TeamSpirit」に連携することで、作業者は小型のBeacon端末を持つだけで、「出退勤管理」「プロジェクト原価管理」「作業報告の自動化」などを行うことが可能になる。
なお、ACCESSとチームスピリットは今後この連携ソリューションをSalesforce App Cloud Einsteinを利用して、IoTで得られた膨大な位置情報データを利用して、店舗や工場の作業者のシフト作成や、生産性を向上させる作業パターンの立案に応用させることを予定しているという。