インクリメントPは11月30日、北米地域の戦略的活動拠点となるIncrement P North America(IPNA)を、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ市に設立したと発表した。
昨今、北米地域のIT企業各社はビッグデータビジネスやシェアリングサービス、自動運転などのグローバル展開を計画している。その事業の構成要素として「地図データ」の必要性が非常に高まっており、その一環として、アジア圏への進出拡大による日本およびASEAN地域の地図データへの需要が増加するとともに、そのニーズも多様化しているという。
こうした背景を踏まえ、同社では、1994年の創業以来、デジタル地図で培ってきた技術・ノウハウを活用し、北米地域の各企業のニーズに最適化した日本およびASEAN地域の地図データの提供を強化すべく、同会社を設立することを決定した。
同社では、これからも新たな地図・位置情報需要の創造を積極的に展開し、中長期的な事業の成長を目指すとともに、多様化する地図データニーズへの的確な対応を通じて各企業の事業拡大に貢献していく。さらに、IPNAを通じて、北米地域の各企業との良好なパートナーシップを築いていきたいと考えているという。