TCSIは11月30日、機密情報や大容量データの送受信用に、オープン・セキュリティ ソリューション 「PASERI(パセリ)」(以下、PASERI)を利用した「PASERI for Delivery」を発売すると発表した。
PASERIは秘密分散技術を用いて、ファイルやフォルダーを複数に分割し(2~10分割)、全ての分散片が揃ってはじめて元の情報に復元できるソリューション。それぞれの分散片を別々の方法(公衆回線やクラウド、メール添付、既存のファイル転送サービス、USBメモリなど)で送付することで、セキュリティを担保する。
また、期日前は非公開にしたい映像や地図情報などの大容量データは、事前にデータの大部分を配信しておき、期日に最後の一片を配信することによりデータが復元するため、一斉配信が可能となる。
PASERI for Deliveryの価格は、一法人あたり月額20万円(利用人数や台数制限なし)。同社では発売から一年で、200法人への導入を目指している。