ソフトバンクと佐川急便は11月29日、災害などにおける事業継続(BC)の実効性を高めるとともに、大規模災害などにおける被災地支援を迅速かつ円滑に実施するため「事業継続および災害被災地支援に関する相互協力に関する協定」(BC協定)を締結した。
両社は、2016年4月に熊本地震が発生した際、通信および物流それぞれのインフラ事業者として被災地の支援を実施した。その経験から、事前の備えや企業間の相互連携・協力の必要性、重要性を再認識したことにより、災害時における事業の継続性の確保および被災地の住民や企業などの安心・安定に役立つことを目的に、今回の相互協力協定を締結した。 主な相互協力内容は以下の通り。
被災時における通信関連の資機材・支援物資などの運送、荷役作業
荷役作業に必要な保管スペース、人員及び資機材の提供
被災地支援用の通信端末の配送などの対応
通信機材を運搬する車両などの駐停車場所の提供及び優先的な燃料供給
両社は重要な社会インフラを担う企業としての役割を認識し、多様な事態においても早期に事業回復を図り地域に貢献できるよう、危機対応力強化に向けた取り組みを積極的に推進していくとしている。