米パデュー大学と住友化学は11月28日、先進農業に関する共同研究プロジェクトを開始したと発表した。
同プロジェクトでは、バデュー大学 農業・生物工学科 ジャン・ジン准教授と住友化学が共同で、植物の根や葉などの形状を画像診断し、必要な農薬や肥料などを解析する技術の開発に取り組む。さらに、この技術を応用して植物の成長やストレスの仕組みの解明を進め、農業の生産性向上に貢献する新たな技術や製品の開発にもつなげていきたい考えだ。
なお、両者はこれまでにも複数の分野で共同研究に取り組んでおり、化学物質を迅速かつ簡便に分析できる低コスト診断プラットフォームの実現に向けた次世代分析技術の開発や、水中でも優れた接着力を示すムラサキイガイやカキなどにヒントを得た、生物模倣接着剤の開発に取り組んでいる。