コニカミノルタは11月28日、カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR fine」を12月下旬に発売すると発表した。

同装置は、デジタルX線撮影装置「AeroDRシリーズ」の新製品となるワイヤレスタイプの可搬型DR。センサパネルのサンプリングピッチ(画素サイズ)100μmを実現しており、整形領域における手指骨画像などの微細構造を拡大表示する際、従来よりも見やすい画像を得ることができる。

また、CRに対してX線照射量62%低減を達成。電源にはリチウムイオンキャパシタを採用しており、リチウムイオン二次電池に比べ安全性が高く、過充電、落下衝撃などに起因する発火の心配がない。

2.6kgと軽量で、持ちやすくするためにカセッテ背面の全周に凹み部を設けて指が掛けられるようになっているほか、検査室に加えて、手術室、救急医療、災害現場などさまざまな場面での利用拡大に伴い、ハードユースに耐えうる性能として、耐荷重(点荷重:180kg、面荷重:400kg)、耐落下性能の向上、防水設計(IPX6)といった堅牢性も実現している。

カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR fine」