エキサイトとスカパーJSAT(スカパー)は11月22日、両者の既存事業の強化・拡大ならびに新規事業の創出などに向けた業務提携の検討を開始した。
エキサイトは、1997年のサービス開始以来、インターネットでオリジナリティのサービスを提供。ニュースなどメディア運営での広告事業、婚活・占い・コミュニティ運営をはじめとした課金事業、エキサイト光・格安SIM販売といったブロードバンド事業など、ビジネスユーズからエンタテインメント、生活に密着したコンテンツまで、総合的なインターネットサービスを展開している。
一方、スカパーは有料多チャンネルデジタル衛星放送「スカパー!」を運営しており、約350万人以上の加入者を抱えている日本最大の有料多チャンネル衛星放送事業者。サービス拡大のため、加入促進のプロモーション活動や顧客満足度向上のためのロイヤリティプログラムなども随時実施するとともに、BSスカパー!をはじめとする自主運営のチャンネルで、スポーツ・音楽等のコンテンツ充実も図っており。
今後エキサイトとスカパーは、両社間の事業シナジーを最大化するため、相互の事業ノウハウおよび事業基盤を有効に活用し、インターネットビジネスの共同展開、顧客基盤やコンテンツサービスをベースとした新規事業の立ち上げなど、具体的な業務提携について協議を進めていく。
なお、エキサイトの筆頭株主である伊藤忠商事とスカパーとの間で、伊藤忠商事が保有するエキサイトの普通株式のうち、126万1800株をスカパーに対して市場外の相対取引の方法により譲渡することが、両社の間で決議されており。これにより、スカパーのエキサイト株式の持分比率は20%となる。