日立製作所は11月22日、SAP HANA環境の構築から運用までを一括してクラウドサービスとして提供開始することを発表した。
具体的には、SAP HANAのクラウド環境の設計構築や既存環境からの移行支援を提供するサービス群「Technical Consulting for SAP Solutions」、SAP HANAのPoC(Proof of Concept)環境や開発・本番環境での運用管理、ディザスタリカバリなど事業継続性を支援する機能などを月額で提供するサービス群「Cloud Delivered Service for SAP Solutions」の2つのサービスが提供される。
Cloud Delivered Serviceは、構成冗長化を提供する「High Availability(HA) Option」、ディザスタリカバリ環境を提供する「Disaster Recovery(DR) Option」を含む。
同サービスの提供にあたっては、SAPシステムの知識を有したエンジニアから構成される担当チームを顧客ごとに編成し、対応窓口を一元化したワンストップのサポートサービスを提供。
また、同社がグローバルに培ってきたSAPソリューションやSAP HANA向けプラットフォームの構築・運用技術、欧米を中心に全世界335社、20万以上のユーザーにSAPシステムのマネージド(保守・運用)サービスやクラウドサービスを提供するオキシアのサービスメニュー体系や提供ノウハウなどに基づき、グローバル共通のサービスメニューを同一のサービス品質で提供する点も同サービスの特徴となる。