fossBytesに11月18日(米国時間)に掲載された記事「Kaspersky OS: Antivirus Firm Launches Its Own "Hackproof" OS, Based On Microkernel」が、Kaspersky Labで14年間にわたって開発されてきたオペレーティングシステム「Kaspersky OS」の発表を伝えた。インフラやIoTデバイスでの利用を想定してスクラッチから開発されたセキュアオペレーティングシステムと説明されている。
「Kaspersky OS」に関して詳細は発表されていないが、このオペレーティングシステムはLinuxからソースコードを持ってくるといったことはしておらず、独自に開発されたものだと説明がある。カーネルにはマイクロカーネルが採用されているほか、高いセキュリティ性能が実装されているという。
サイバー攻撃が事業にもたらす影響は以前にも増して強いものになってきている。Kaspersky Labが新たなオペレーティングシステムを発表した背景には、IoTデバイスのように特に最近サイバー攻撃の対象として利用されやすいデバイスや、システムダウンの影響が社会的に大きな影響を与える生活インフラを運用するシステムにおいて、このオペレーティングシステムの採用を広げたい狙いがあると見られる。