Microchip Technologyはは、低消費電力のパッシブエントリ/パッシブスタート(PEPS)ソリューション「ATA5700/5702」を発表した。
2製品ともに、AES-128に基づくライセンス料不要のオープンソースイモビライザプロコトルを採用することで、高い相互運用性を確保。また、独自の長波方向計算ユニットを内蔵することで、ユーザーは追加コストをかけずに効果的な中間者攻撃対策を採用することも可能となるという。
さらに、動作レンジは約10mを実現しつつ、最高感度モードで使用しても競合製品比で最大3倍のバッテリ寿命を実現。位置精度も保険業界が定める5cmの要件を満たしているため、キーが車内にあるのか車外にあるのかを正確に判定することも可能だ。
このほか、3Dイモビライザ、3D高感度LFレシーバ、デジタル処理ユニット、マイクロコントローラを内蔵しており、さらにATA5702には小数分周方式位相ロックループ(PLL)を使ったRFトランスミッタも内蔵しているため、妨害波の影響を受けないUHF(極超短波)リンクを確立することもできるという。
なお、2製品共にすでに量産出荷を開始しており、いずれの製品ともに5mm×7mm QFN側面処理パッケージで提供されている。