このソリューションは、A10のアプリケーションサービスゲートウェイ機器「A10 Thunder シリーズ」のクラウドプロキシ機能を活用し、Office 365への通信経路を自動制御することで、運用の負荷軽減、プロキシサーバの負荷分散を実現するもの。
Microsoftが公開しているOffice 365のアドレス情報が更新されるたびに、手動での設定変更作業が必要になるが、APIを活用した独自機能により煩雑な更新作業を自動化し、運用負荷を軽減する。
また、Office 365への通信は既存のプロキシサーバを迂回し、別のプロキシサーバに振り分けるなど、通信の経路制御を自動で行う。Office 365によるネットワークの負荷を抑えることで、パフォーマンスの低下を防ぐとともに、プロキシサーバの増強など設備投資コストの削減を実現する。また、通信経路は自動で制御されるため、端末側の設定や通信経路の変更作業も不要になるという。
今後IIJとA10は、本ソリューションの適用範囲をOffice 365以外のSaaSアプリケーションにも拡大するため、継続して開発・提供を行うという。