最先端の組込技術/IoT技術にフォーカスした総合技術展「ET 2016(Embedded Technology 2016)」「IoT Technology 2016」が2016年11月16日から18日にかけて、パシフィコ横浜にて開催されている。
同展においてNXP Semiconductorsの日本法人であるNXPジャパン(2016年11月7日付で社名をNXPセミコンダクターズから変更)は、旧NXPのソリューションと旧Freescale Semiconductorのソリューションを組み合わせた統合ソリューションをIoTから車載向けまで幅広く紹介している。
ブース正面には、旧NXPからの強みであるNFCや認証ソリューションを、国内の採用事例などを交えて展示。NFCの適用範囲が日本でも広がっていること、また最大100WまでUSBケーブルを介して給電を可能とするUSB PDの安全な電力送電を提供する認証ソリューションなどを見ることができる。
また、旧Freescale時代から組み込み向けに提供してきたi.MXについては、i.MX 6シリーズを用いたディープラーニングデモや、i.MX 7を用いた顔認証デモなどを展示。車載向けとしては、Ethernet AVBを旧Freescaleと旧NXPの両方を一貫したソリューションとして活用できることの紹介などを行っている。
このほか、Bragi The Dashの左右独立した完全ワイヤレスフォンと、そこで採用されている電磁誘導方式を用いたNFMI(Near Field Magnetic Induction)トランシーバSoC「NxH2280」の紹介なども行っている。NFMI方式は、人体に吸収されずに通信が可能であるため、今後、採用が増えることが期待されるとのことで、日本でも積極的にアプローチを仕掛けていきたいとしていた。