テレダイン・レクロイは、自動車の研究開発との連携強化に向けた組織「オートモーティブ・ソリューション・グループ」を立ち上げ、米国ミシガン州ファーミントン・ヒルズに拠点となる「オートモーティブ・テクノロジー・センター」を開設したと発表した。

同センターは、自動車に関連する幅広い技術の開発やそれらを利用する会社を支援することを目的に、試験ツールや計測機、車載機器および携帯デバイスの広範囲なライブラリなどを提供する。具体的には、CANバスやCAN FD、FlexRayを含む有線の車内ネットワークの試験から、BluetoothやWi-Fi、NFC技術を用いたワイヤレスIoTネットワークのトラブルシュート、USBやイーサネット、HDMIなどの有線プロトコルを用いたデバッグまで、車載関連で生じるさまざまなの解明やプロトコル解析などを行うことで、カスタマの開発を支援するほか、メカニカルとドライブトレーンシステム問題やサーボとモーターのコントロール、オートモーティブとサイバー・セキュリティ、技術および規格適合性に関する試験やトラブルシュートの支援なども行っていくとしている。

すでに同センターは、デトロイト地方の主要な自動車関連企業と連携を進めているとしており、顧客のクルマにおける安全、セキュリティ、耐久性、性能、規格適合、相互接続性などの鍵となる分野のすべての改善を目指していくとしている。

ミシガン州ファーミントン・ヒルズに開設されたテレダイン・レクロイの「オートモーティブ・テクノロジー・センター」