Infineon Technologiesは、自動車向けに低オン抵抗のスマートハイサイドスイッチファミリー「Power PROFET」を発表した。
同ファミリは、100万回以上のスイッチングサイクルを実現しているほか、最小1.0mΩのオン抵抗を実現しており、自動車の電子制御装置(ECU)、補助電源出力、PTCヒーターまたはリアウィンドウ用ヒーター用の電源出力に対応するとしている。
また、30A DCが通過する際の損失が2W未満とするほか、シングルパルスでは3000mJまで、繰り返しパルスでは550mJまでの定格対応電力を備えているため、多くの用途でフリーホイール経路を省略することが可能になるとしている。
なお、同ファミリは、20Aから40A DCまでの電流を制御する、ピン互換性を備えた複数のスイッチから構成されており、最も低Ωデバイスとなる、1.0mΩのBTS50010-TADと1.5mΩのBTS50015-1TADはすでに量産を開始しているほか、その他の製品についても2017年の早い時期に量産を開始する予定としている。