ソシオネクストは11月14日、オンラインサービス向けデータセンターのサーバシステムや、IoT分野でのエッジコンピューティングなどのアプリケーションプロセッサ用途として、ARM Cortex-A53コアを1チップに24コア搭載したSoC「SC2A11A」を発表した。

同製品は、24コアのCortex-A53に加え、DDR4 2133メモリを64ビットを搭載(ECC対応)しているほか、IPSecオフロードエンジン搭載の1Gbps対応LANを2チャネル、High Speed SPI(HSSPI)、eMMC、UART、I2C、GPIOなどのインタフェースも備えている。

なお、同社では、高い電力効率を提供するCortex-A53の採用により、高度な冷却システムを不要にすることができるため、データセンターに採用した場合、サーバ本体以外の消費電力を考慮したPower Usage Effectiveness (PUE)についても向上を図ることが可能になると説明している。

ARM Cortex-A53コアを1チップに24コア搭載したSoC「SC2A11A」のパッケージ外観