Software AGは11月10日、「IoT(モノのインターネット)」と「インダストリー 4.0」による日本での需要拡大を受け、世界トップレベルのデジタル化ソリューションの提供に引き続き注力することを発表した。
同社は、複数の有力企業と戦略的パートナー契約を結び、日本企業向けにデジタル化のエコシステムを活用しようとしている。
先日は、ドイツ本社とRobert Bosch GmbHとの間で、「Bosch IoT Cloud」とデジタル ビジネス プラットフォームの全機能の統合および販売に関するパートナー契約を締結したことを発表。
また、Cumulocityともパートナー契約を締結した。Cumulocityは、数千のテナントに分散する、数百万のデバイスが接続されたネットワークに、容易かつセキュアに統合、リンク、および拡張できる強力なIoT基盤を企業に提供している。
Software AGには、顧客が同社のソリューションを利用できるようにサポートする強力なパートナーネットワークも存在。同社はパートナー各社と協力し、デジタル ビジネス プラットフォームを導入した世界中のデジタルエンタープライズを支援しており、このプラットフォームでの変革を促進するために設計されたデジタルマーケットプレイスでは、Software AGとパートナーの提供するソリューションや幅広い開発リソースを顧客が閲覧してダウンロードできるという。
ドイツ本社のカスタマー エンゲージメント エクセレンス担当バイスプレジデント兼グループ執行役員であるマイケル・オウィッシ(Michael Ouissi)は、「Software AGは、日本市場に改めて取り組む方針を明らかにしたことで、日本企業の間にデジタル化を普及させ、日本をデジタルの最先端へと導くための大きな第一歩を踏み出した。同時に我々は、Software AGの顧客がこれまで投資されてきたものを長期で守るということに責任を感じている。Adabas & Naturalユーザである顧客には、Adabas & Naturalの製品およびサービスを2050年を超えてもサポートし続けるという、IT業界でこれまでに例のないコミットメントを弊社が決定したからだ」と述べている。