カスペルスキーは11月10日、小規模オフィスに最適な法人向けセキュリティ製品「カスペルスキー スモール オフィス セキュリティ」の最新版を販売開始した。
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティは、従業員10人以下の小規模オフィスを対象にした製品で、業務で使用するWindows PC、MacおよびAndroid端末に加え、重要なデータの共有や保存先となるWindowsファイルサーバ向けの保護機能を提供する。また、管理サーバが不要なWebベースの管理コンソールを用いて、業務端末のセキュリティ設定などをまとめて管理することができる。
主な特徴として、最新のウイルスやランサムウェアの脅威から守るウイルス対策機能を搭載しており、既知の脅威の特定とマルウェアの駆除に効力を発するマッチングや、未知の脅威をブロックするふるまい検知とクラウドプロテクションにより、マルウェア侵入の脅威から小規模オフィスでのビジネスを守る。
Windows PCでは、悪意のあるプログラムの実行を検知してブロックするアプリケーション管理機能やロールバック機能によってランサムウェア(身代金要求型ウイルス)をはじめとするマルウェアの実行を防ぐことを可能としている。
また、複数の端末のセキュリティ設定や管理などをオンライン上で一元管理ができる管理コンソールを提供しているため専用の管理サーバも不要となり、ITセキュリティ専任者がいなくてもセキュリティ管理を行うことができるという。
さらに、重要な機密情報を保護するために、Windows PCとWindowsファイルサーバ上のデータの暗号化を行うデータ保護機能や、データのバックアップとオンラインでのバックアップを行うデータ復旧機能を搭載するほか、ネット決済保護機能として、オンラインバンキングやオンラインショッピングなどを利用する場合に、口座番号やクレジットカード番号などの入力情報を保護する。
価格はいずれも税別で「Windows PCとMacで合計5台+Android端末5台、1年版」が1万4800円、「Windows PCとMacで合計5台+Android端末5台+Windowsファイルサーバ1台、1年版」が2万8800円、「Windows PCとMacで合計10台+Android端末10台+Windowsファイルサーバ1台、1年版」が3万9800円。