日本オラクルは11月9日、パブリッククラウドとの連携機能を搭載した初の仮想テープ・ストレージ製品「StorageTek Virtual Storage Manager(VSM)7 System」を提供開始すると発表した。
「StorageTek Virtual Storage Manager(VSM)7 System」 |
同製品は、オラクルがInfrastructure as a Service (IaaS)として提供する「Oracle Storage Cloud Service - Object Storage」および「Oracle Storage Cloud Service - Archive Service」とシームレスに統合できるように設計されている。これにより、クラウド・ストレージに対して、オンプレミスのストレージと同様にアクセスすることが可能となる。
過去世代のVSMシステムとの完全なデータ交換がサポートされており、富士通のOSIV/MSPならびにIBM z Systems双方のメインフレームに接続することができる。そのため、メインフレームのユーザーがクラウドの経済的メリットを活用できるようになった。
また、パフォーマンスを損なうことなく保存済みデータと着脱式テープ・メディアにワイドキー暗号化機能を提供し、データ保護には「SPARC M7」のセキュリティ機能である「Silicon Secured Memory」を使用する。
そのほか、ポリシーを設定することで、外部ディスク・ストレージから低コストのオフサイト・クラウド・ストレージにファイルを自動的にコピーまたは移行できる。