双日システムズは11月7日、KDDIウェブコミュニケーションズが提供するクラウド電話APIサービス「Twilio」とのデータ連携に、ノンコーディングEAIクラウドサービス「PolarisGate」が対応したと発表した。

PolarisGateは、ERPやCRMなどの各種アプリケーションとの連携モジュールが標準装備されたEAIクラウドサービス。データ連携に関するプログラム開発がノンコーディングで行えるほか、クラウドサービス化することで基盤の選定や構築が不要になるという。

Twilioは、電話とインターネットをつなぐクラウドサービス。電話やSMSの受発信、音声の録音など、さまざまな機能を利用できる。公開されたAPIをWebサイトやアプリケーションなどに組み込むだけで、電話機能を有したシステムを構築できる。

今回の連携により、ERPやCRMなどのプログラム修正をすることなく、電話システムを追加可能になる。Web APIに対応したアダプタを用意しているため、パラメータ設定だけで連携できるほか、PolarisGateでは、コマンドラインの操作も可能なため、URL転送のためのコマンドラインツール「cURL」を用いた連携も行える。

PolarisGateは、Twilioの電話やSMSの機能を時間指定で動かせるので、毎日決められた時間に電話したり、一定の間隔で電話をすることが可能。それらの応答履歴はデータベースやBIシステムに連携できる。

PolarisGateでは、今までにもクラウドメールサービス、クラウドFAXサービスとの連携に対応していたが、今回の連携によって、メールとFAXに加え、電話やSMSといった通信インフラを安価で短期間に提供するプラットフォームを実現した。

クラウドで構築した通信インフラプラットフォームを用いることで、WEBサービスの認証やインシデント発生時の発報への対応や、キャンペーンなどの一時的なインフラ拡張への対応が可能となる。

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