World Wide Web Consortiumは11月1日(米国時間)、「HTML 5.1 is a W3C Recommendation|W3C News」において「HTML 5.1 - W3C Recommendation, 1 November 2016」をW3C勧告として公開したと発表した。これまで最新の標準規約として参照されてきたHTML 5はHTML 5.1に置き換わっていくことになる。
「HTML 5.1」はHTML 5と比較しても多くの新機能を含んでいるが、picture、dialog、details、summaryが新たに導入された点が注目される。World Wide Web Consortiumは既に次のバージョンとなるHTML 5.2の策定へ向けた取り組みを開始しており、約1年をめどにHTML 5.2のリリースを行う計画で活動している。
HTML 5の登場以降、もはやHTML 5やそれに関連する技術はWebブラウザで利用するための技術という位置づけから、ネイティブ・アプリケーションまで含めたアプリケーションを開発するための技術として活用され始めている。HTML 5.1として新たな機能が追加されたことで、この傾向はさらに加速するものと見られる。