アドビ システムズは2日(日本時間)、米国・サンディエゴで開催されているカンファレンス「Adobe MAX 2016」において、「Adobe Creative Cloud」のアップデートを発表した。その中で、同社のストックフォトサービス「Adobe Stock」での3D素材の取り扱い開始など、複数の機能追加が行われることが明かされた。

今年9月から寄稿者による素材の販売が開始されたAdobe Stockに、新しい素材区分「3Dモデリングデータ」、「デザインテンプレート」が追加される

「Adobe Stock」ではこれまで写真、イラストレーション、ベクターデータ、ビデオといった4種のロイヤリティーフリーの素材を扱っていたが、今後は3Dモデリングデータ、およびPhotoshop、Illustratorで利用可能なデザインテンプレートが追加される。

3Dモデリングデータに関して、リリース時の取り扱い点数は1500点程度。無償コンテンツは10%程度で、大半は有償(価格帯は1,180円~4,780円)とされている。Model、LightsはPhotoshopでも利用可能、MaterialはMDLが展開可能なアプリケーションであれば種類を問わず利用できる。

一方、印刷物やPC/MobileのWebインターフェースなどのテンプレートに関しては、大半のものを無償で提供する(有償のものは1,180円~)。そのほか、ビジュアルサーチ(画像検索)機能の追加、ロイターとのパートナーシップ提携に基づく素材の販売などが展開される。