ピュア・ストレージ・ジャパンは10月31日、ピュア・ストレージのオールフラッシュストレージアレイ製品「FlashArray//m20」がニフティが提供するクラウド型仮想デスクトップ(VDI)サービス「ニフティクラウド デスクトップ(専有型)」のストレージ基盤として採用されたことを発表した。

ニフティが採用した「FlashArray//m20」

ニフティでは、2011年からハードディスク型のストレージを活用した社内向けの仮想デスクトップ環境を構築・運用していたが、多様なデバイスへの対応やセキュリティ面ではニーズを満たしていたものの、パフォーマンスの面では改善の余地があったという。

そこで、安定したパフォーマンスを担保し、ローカルPCと変わらない操作性を実現するとともに、高パフォーマンスなクラウド型仮想デスクトップサービスを「ニフティクラウド」の新たなサービスとして提供するため、昨年11月に基盤となるストレージの置き換えの検討を開始した。

ストレージの選定にあたり、当初からオールフラッシュストレージの導入が念頭に置かれ、さまざまな製品の性能や信頼性を検証した。

結果として、データ圧縮率とインライン重複排除機能の組み合わせによるストレージ容量の削減と省スペース・省電力化の実現、遅延の極小化による操作性向上、運用管理面でのシンプルさとサポート体制が評価され、FlashArray//m20の採用が決定。

なお、FlashArray//m20はニフティクラウド デスクトップ(専有型)およびニフティ社内向け仮想デスクトップ環境のストレージ基盤として、2016年6月に導入が完了している。