アドバンスト・メディアは10月28日、音声認識を利用するボイス点検・検査ソリューションである「AmiVoice スーパーインスペクターDT」を、11月1日より販売開始すると発表した。価格は、 初期登録料が100万円(税別)、月額3000円(同)~。対応OSはiOSバージョン9.0以降。建設業や製造業を中心に、今後3年間で累計100社への導入を目指す。
新ソリューションは、音声認識により点検・検査業務を音声入力するiOS向けのクラウドサービス。これまでの手書きによる点検・検査で発生していた記入漏れや、作業後のデータ入力の手間を削減し、業務効率化と高い正確性、品質向上を実現するという。
Excelの帳票など既存の検査表をそのまま利用できるため、システム化への移行もスムーズなほか、建物付属検査、土木系検査、住宅検査、工場機械設備検査、巡視・保守点検など、多様な点検・検査業務で使用を可能としている。
実際に利用する際は、各項目を設定した帳票をCSVデータに変換し、PCのブラウザからインポートした後、スマートフォンやタブレット端末のアプリに帳票データをダウンロードする。入力したい項目を音声で選択して話すと、検査記録を作成できる。
また、あらかじめ設定したキーワードや数値以外の入力に対してはアラート設定ができるため、検査ミスや異常値を発見できるほか、検査結果のデータはCSV形式で出力可能なため、自由なデータの加工もできる。データはクラウド上のサーバで管理するため、検査結果の集計作業の効率化を図ることができ、会社全体で情報管理・共有・作業が可能になるとしている。