ブレインパッドは10月27日、日本旅行のデジタルマーケティング施策である「マイクーポン」サービスを、レコメンドエンジン搭載プライベートDMP「Rtoaster(アールトースター)」で支援し、クーポンのクリック率(CTR)が最大で15倍、クーポンから旅行の申し込みに至ったコンバージョン率(CVR)が3倍にそれぞれ改善したと発表した。
日本旅行は近年、中核分野であるインターネット販売において、インターネット専用商品の充実やデジタルマーケティングを用いた顧客サービスの強化を積極的に進めている。一環として開始したマイクーポンは、同社のインターネット利用者が同社Webサイトを訪れた際に、旅行の予約時に利用できる割引クーポンを提供するサービス。
Rtoasterは、最先端の機械学習アルゴリズムを搭載しており、過去の購買情報やWebサイトでの行動履歴から、訪問客の興味・関心に基づく高精度な顧客セグメントを作成できるという。日本旅行のWebサイトではRtoasterを用いて、国内宿泊クーポンや海外ツアークーポンなど、その時に最も勧められると思われるクーポンを自動的に表示している。
同社はRtoasterのポップアップ機能を用いて、Webサイトで表示するマイクーポンをポップアップ形式に変更し、その効果を検証。その結果、従来の静的バナーによるレコメンドと比較して、CTRが15倍、CVRが3倍に改善した。また、同一内容のクーポンをEメールで配信した場合と比べると、ポップアップ形式のCVRが1.7倍になるなどの効果を得たという。