パナソニックは、大阪府吹田市の市立吹田サッカースタジアムに248枚のサイネージ用ディスプレイを用いて、ライブ映像や試合進行と連動するスポーツ演出サイネージシステムを導入し、一体感のあるスタジアム観戦を目指したエンターテイメント演出の企画・運営の実証実験を開始すると発表した。

今回の実証実験での映像演出は、市立吹田サッカースタジアムの3階コンコース周辺の柱と壁面、4階のVIPエリア、2階のメガストアに設置した248枚ディスプレイを用いたサイネージにライブ映像、選手情報などのコンテンツを活用した映像を表示する。

市立吹田サッカースタジアムに設置したデジタルサイネージ

例えばゴールなどイベント発生時には、ディスプレイ全画面と既設大型LEDディスプレイを連動しスタジアム全体を盛り上げる演出を行うほか、ライブ映像に広告を重畳させる。

また、オペレーターのリアルタイム操作によるエンターテイメント空間演出をコンコース、VIPエリア、飲食・グッズの店舗など市立吹田サッカースタジアム内の各所に設置したマルチディスプレイやディスプレイに提供する。

さらにオプトとの共同開発により提供するデジタル広告プラットフォームと本映像演出によりスタジアムならではの高付加価値広告の配信を10月29日から開始し、広告収益モデルを実証していくという。