オーシャンブリッジは10月27日、組み込み型多機能マルチフォーマットビューアの最新版「Brava Enterprise(ブラバ エンタープライズ) 16」の販売を開始した。
Brava Enterpriseは、さまざまな形式のファイルをWebブラウザ上で高精度に表示できるファイルビューア。文書・図面管理システムやワークフローのシステムなどに組み込むことにより、セキュリティ強化と生産性向上を同時に実現できるという。
CAD、TIFF、HPGL、Microsoft Office、PDFなどの形式のファイルをWebブラウザで表示し、ファイルの持ち出しを禁止する「禁止設定(ダウンロード、印刷、画面コピー)」、相手にファイルの修正指示をスムーズにする「マークアップ機能」、修正前後の差異をひと目で判別する「差分比較機能」、相手に見せたくない情報をマスキングする「墨消し機能」などの機能を搭載している。
最新版では、主にHTML5ビューアの機能を強化した。PCやiPadに加えて、iPhoneからのファイルの閲覧やコメントの書き込みにも対応。これにより、社外からでも各種ファイルに関する活発なコラボレーション環境を実現できるという。例えば、外出先や現場などで、PCを立ち上げずに、iPhoneで文書や図面内容の確認や、コメントや指示を書き込んで、ワークフローでの承認処理を行えるようになる。
Windows 10およびMicrosoft Edgeにも対応し、マルチデバイス、マルチブラウザ環境での活用範囲を拡張した。これにより、Internet Explorer 11を使用する場合はActiveXビューアを、Chrome、Firefox使用する場合はHTML5ビューアをそれぞれ使用できる。
また、CADファイル(2D図面)が属性情報を含んでいる場合、「CAD属性」タブ内で図形の属性情報を表示できるようになり、CAD図面を閲覧する際の利便性がより強化された。
「CAD属性」タブ内で図形の属性情報を表示 |