fossBytesに10月25日(米国時間)に掲載された記事「Linux 4.9 Is Going To Be The "Biggest Ever" Linux Release」が、2016年12月にリリースが予定されている「Linux 4.9」はこれまでで最も大きなリリースになるだろうと伝えた。その理由として、コミット数がこれまでのリリースの中で特に大きいこと、Linus Torvalds氏がメールでそうした内容を示唆していること、Linux 4.9がLTSリリースになる可能性があることなどが挙げられている。
Linuxカーネル4.9で登場すると見られる新機能や変更点は次のとおり。
- AMD GPUのより優れたサポート
- Intel DRMに関するバグの修正
- Rasbperry Piのサポート向上
- VMappedカーネルスタックのサポート
- サポートするARMマシンをさらに29台追加
- Intel Integrated Sensor Hubのサポート追加
- Kthreadの改善
- Intel Atomパフォーマンスを向上させるためのP-Stateの変更
- メモリプロテクションキーのサポート
新機能のいくつかにはまだバグが残っており、リリースへ向けて修正が取り組まれると見られる。開発が順調に進めば、現在明らかにされている機能のほとんどは次のリリースで実現されると思われる。