アドバンスト・メディアは10月26日、音声認識キーボード入力システム「AmiVoice Keyboard(アミボイス キーボード)」をバージョンアップし、音声認識エンジンへのディープラーニング技術の実装を発表した。11月1日より販売開始する。提供価格(税別)は20万円。

AmiVoice Keyboard

AmiVoice Keyboardは、キーボード入力の代わりに、音声認識技術を活用することで、キーボード上の数字キー・英字キー・ファンクションキー・コントロールキーなど、全てのキー操作を声で行えるソフトウェア。

声だけで、キーボード入力が完結するため、作業の手を止めることなく、ハンズフリー・アイズフリーで、効率的なデータ入力を行えるという。Microsoft WordやExcelなど、既存のソフトに対しても、組込み開発をすることなく、音声認識キーリストの登録を行うだけですぐに利用できる。また、端末内にて音声認識を行うため、インターネット回線は不要。

今回、音声認識エンジンにディープラーニング技術を実装した。これにより、認識精度が大きく向上し、騒音下での発話が、より正しく認識できるようになった。従来の音声認識エンジンと比較し、誤認識が約25%(自社調べ)向上したという。

また、市販のマイクに加え、音声認識・音声対話専用のウェアラブル端末「AmiVoice Front WT01」との連携利用にも対応した。「AmiVoice Front WT01」は、2マイクを用いた高指向性のマイクアレイ2とノイズキャンセル機能を搭載しており、高騒音環境下でも高精度な音声認識を行える特長がある。

AmiVoice Front WT01