富士通セミコンダクターは10月26日、パナソニックセミコンダクターソリューションズと共同製品開発した4MビットReRAM「MB85AS4MT」の提供を開始したと発表した。同社によると、ReRAM量産製品としては世界最大容量となる。

同製品は、1.65Vから3.6Vのワイドレンジの電源で動作し、SPIインターフェースで最大5MHz動作が可能。また、読出し動作時の平均電流は、5MHz動作時で0.2mAと非常に小さい。パッケージは、EEPROMなどほかの不揮発性メモリ製品とピン互換の209mil 8ピンSOP(Small Outline Package)。

同社は、バッテリー駆動のウェアラブルデバイス、補聴器などの医療機器、メータや計測機器などのIoTデバイスへの採用が期待されるとしている。