ジャストシステムは10月25日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「ECプロモーション別の消費行動調査」結果を発表した。本調査は、直近1年間にECサイトで買い物をした20~50代の男女1,110名を対象にしたもの。
それによると、ECサイトからのお知らせは、「メルマガ」で受け取っている人が最も多く(69.7%)、20代は57.9%、30代は65.2%、40代は73.4%、50代は82.4%で、いずれの年代でも半数を超えた。「SNS」で受け取る人は、20代が33.5%で最も多く、30代は21.0%、40代は13.3%、50代は8.6%。「プッシュ通知」もやはり20代が最も高く、34.5%という結果に。
ECサイトから届いたお知らせを「すぐに見る」と回答した人の割合は、「プッシュ通知(35.6%)」の場合が一番高く、次いで「SNS(34.0%)」で、「メルマガ(19.8%)」よりも高い結果となった。「すぐに見る」を含めて「同日内に見る」と回答した人の割合を見ても、「プッシュ通知(76.8%)」が最も多く、「プッシュ通知」は、消費者のスピーディーな反応を期待できる手段といえそうだ。
ECサイトからのお知らせを受け取るSNSとして、「LINE」と答えた人が最も多く(79.7%)、いずれの年代でも「Twitter」「Facebook」「Instagram」を上回った。「LINE」でメッセージを受け取っているECサイトは、「2~5アカウント(40.8%)」「すべてのアカウントのお知らせを読んでいる」が(34.9%)。
さらに、ECサイトからのお知らせを「メルマガ」で受け取っている人のうち、「メルマガが購入のきっかけになる」と答えた人は44.3%。「LINEメッセージ」で受け取っている場合は79.5%、「プッシュ通知」は71.7%で、メルマガよりも高い結果となった。
そのほか、メルマガについて、61.2%が「見出しを見て、気になるものだけを読んでいる」と答え、最も多い回答。見出しにあると注目するキーワードとして、「セール」(56.8%)と答えた人が最も多く、次いで「割引クーポン」(51.5%)、「ポイント」(40.8%)と、お得感を想起させる言葉が上位にあがったという。