10月24日(米国時間)、Threatpostに掲載された記事「Fake Microsoft Installer Hicurdismos Leads to Malware, Support Call Scam|Threatpost|The first stop for security news」が、Microsoftの正規のソフトウェアのフリをして感染を広げるマルウェアが広がっていると伝えた。手口としては新しいものではないが、感染が広まっており注意が必要。
このマルウェアは自身をMicrosoft Security Essentialsのインストーラのフリをして感染を広めている。いったんインストールされるとブルースクリーン(BSoD; Blue Screen of Death)を表示し、ユーザーに対して偽のテクニカルサポートに電話をかけるように促してくる。指示に従って作業を行うとさらに別のマルウェアに感染することになると説明がある。
このようにテクニカルサポートのフリをしてさらにマルウェアの感染を促してくる手口はこれまでも存在しており、それほど新しいものではない。しかし、同様の手口を使った方法が再び広がっている点に注意が必要。システムアプリケーションの動作に不信な点を感じた場合は、別のマシンやデバイスから関連する情報を検索するなどして真偽を確かめてから操作を実施することが望まれる。