10月24日(米国時間)、Threatpostに掲載された記事「Chinese Manufacturer Recalls IOT Gear Following Dyn DDoS|Threatpost|The first stop for security news」が、先週末に起こった大規模なインターネットダウンの原因の1つとなったデバイスのリコールが発表されたと伝えた。中国のメーカHangzhou Xiongmai Technologyがリコール「雄迈宣布召回在美国销售的部分产品」を発表している。
記事およびメーカーの発表によると、Hangzhou Xiongmai Technologyはネットワークカメラやデジタルビデオレコーダーで利用されるロジックボードおよびそれを利用するためのソフトウェアを各メーカにOEM提供しているという。2015年4月よりも前の段階で提供されたロジックボードとソフトウェアには簡単にマルウェア「Mirai」に感染してしまう仕組みが入っており、これらを対象としてリコールを実施するとされている。対象となる製品は数百万に上ると見られる。
実際にどの程度の数のリコールが実施されるかは不透明。しかし、すでに大規模なDDoS攻撃が可能なほどのデバイスがMiraiに感染していること、そしてこうしたデバイスが大規模なインターネットダウンを引き起こすことが示されたことは間違いなく、今後も同様の攻撃が実施される可能性があり注意が必要。