ロームは10月25日、ルームエアコンやシーリングファンなど家電製品のインバータ化を高効率で実現することが可能な高耐圧ファンモータドライバの評価用リファレンスボード「BM620xFS-EVK-001 シリーズ」を開発し、インターネット販売を開始したと発表した。
世界規模で電力事情が年々逼迫すると考えられる中、省電力化に貢献するインバータ機能を搭載した家電製品の世界での普及率は低く、インバータ化を実現するファンモータドライバの役割はますます大きくなっている。
今回ロームが発表した評価リファレンスボードには、量産中の高耐圧ファンモータドライバ「BM620xFSシリーズ」がそれぞれ搭載されており、コントローラの通電タイプに120度、150度、180度の3タイプ、ドライバの出力電流に1.5A、2.5Aの2タイプを用意し、計6製品をすぐに評価できる。
「BM620xFS-EVK-001 シリーズ」は同日よりチップワンストップ、ザイコストア(コアスタッフ)にて販売を開始する。また、評価用リファレンスボードを使用するために必要なスタートガイドなど各種ドキュメントはロームのWebサイトよりダウンロード可能となっている。