小型のシングルボードコンピュータとして人気の高い「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」を使う場合、ファウンデーションが公式にサポートしているオペレーティングシステム「Rasbian」を使うことが多い。または、Raspberry Pi向けにサードパーティから提供されているWindows 10やUbuntuベースのディストリビューションがあるため、通常はこうしたオペレーティングシステムを使っている。ここに新しくFedoraが候補として入ることになりそうだ。
Fedora Magazineに掲載された記事「Raspberry Pi (2 and 3) support in Fedora 25 Beta!」が、Fedora 25 BetaでRaspberry Pi 2および3をサポートしたと伝えた。Fedora 24の段階でもRespberry Pi版が存在していたが、完成度がそれほど高くなかったことからアナウンスは見送りになっている。Feroda 25 Betaでのアナウンスが最初のFedora版ということになる。
Fedora 25 BetaをベースとしたRaspberry Pi版はZeroや古いModel AやModel Bはサポートしないとしている。こうしたプロダクトを利用する場合、オフィシャルに配布されているオペレーティングシステムを採用するか、RaspBSDなどを使うといった方法がある。