職場での複合機の紙詰まり。分単位を争うさなかプリンターや複合機でのドキュメントの打ち出しにかかる時間はできるだけ短くしたい。個人で利用するのであればまだしも、大人数の職場で共有するものであれば、ちょっとした停滞が業務効率に影響してしまうこともある。
富士フイルムグループの富士ゼロックスは19日、NFC(Near Field Communication)や無線LANを標準搭載し、Wi-Fi Direct、AirPrint、Mopria Print、Googleクラウドプリントとモバイルファーストなサービスに数多く対応するA4カラープリンター複合機(「DocuPrint CM310 z / DocuPrint CM210 z」)とA4カラープリンター(「DocuPrint CP310 dw / DocuPrint CP210 dw」)を11月21日より発売、小型プリンターのラインナップの強化を図る。
ラインナップのうちのDocuPrint CP310 dwとDocuPrint CM310 z(同社資料より) |
"仕事の流れを止めない"というコンセプトのもと開発されたというラインナップは、小規模オフィスでの利用環境調査からデザインや機能を設計。用紙補給や消耗品交換の際のLEDイルミネーションと"快適"な音で知らせてくれるカラータッチパネルディスプレイでは、フリック操作も可能な新ユーザーインタフェースを備えるなど使い勝手も追求し、「2016年度グッドデザイン賞」を受賞している。
同社では、日々プライスが変わるプライスカードを作成する際、タブレットで手軽に内容を書き換えて無線LAN経由でプリントする。また、NFCを使ってスマートフォンをプリンターにかざしてプリントするといった効率的な使い方を、"流通・小売業の店舗や調剤薬局の窓口のようなタイムリーにドキュメントに反映しなければならない状況"の例として示している。