パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは10月18日、電子黒板、サイネージ、アミューズメント機器などの大画面ディスプレイ用タッチパネルセンサーに適した「両面銅張PETフィルム材料 R-H825」を製品化し、2016年12月から量産を開始すると発表した。

大型ディスプレイ用パネルには、ビューエリアの最大化、ペン入力やマルチタッチなど操作性の向上に加え、4Kなど画面の高精細化を背景に、屋内・屋外を問わない視認性の向上が求められている。また、大画面タッチパネルの製造時では、サイズが大きいことで、タッチパネルのたわみが多くなり、タッチパネルセンサーの銅配線でのクラックや断線、抵抗不良が発生しやすく、これらを抑制するセンサーフィルム用材料が求められている。

今回製品化した「両面銅張PETフィルム材料 R-H825」は、独自の銅箔接着層の樹脂設計技術と薄膜貼合技術の開発により、耐湾曲性に優れ大画面でも断線不良、抵抗不良を抑制でき、さらに、高感度と高視認性を実現した。