さくらインターネットとEverySense(エブリセンス)は10月17日、IoT分野における協業を発表。さくらインターネットが開発中のIoTプラットフォーム「さくらのIoT Platform」と、エブリセンスのデータエクスチェンジプラットフォームの接続により、IoTデータの相互利用メカニズムの検討を開始した。

「さくらのIoT Platform」とエブリセンスの「データエクスチェンジプラットフォームの接続」概念図

エブリセンスは、2014年よりIoT領域におけるデータ仲介事業者として、データ流通経済創出に向けたIoTマーケットプレイスの準備を進めており、2016年10月より商用サービスを開始した。

さくらのIoT Platformと、エブリセンスの顧客との間でのデータ流通を相互接続し、より容易かつ低コストで顧客のIoTデータの価値化、高付加価値サービスの実現をサポートする。

これにより、さくらのIoT Platformを利用している顧客は、自らが展開するIoT機器の生み出すデータをさくらのIoT Platform外で他者に提供することにより、あらたな価値の獲得が可能となるほか、他のIoTプラットフォーム利用者からの提供データとの組み合わせによる高い付加価値サービスへの展開も可能となるという。

今後、両社は、技術的・営業的な課題を解決するために検討を進め、2016年度末を目標にサービスの連携を進めていくとしている。