講談社は、ユーザーローカルの協力を得て、森博嗣「Wシリーズ」の新刊キャンペーンPR担当として、主人公の発言や心の声をAIに学習させたbotを制作した。稼働期間は11月15日まで。
同botは、人工生命体が登場する森博嗣の作品「Wシリーズ」の主人公である「犀川創平」の発言や心の声をAIに学習させたもの。ベースには小説のキャラクター発言内容があり、毎日出題される「問い」の議論や森博嗣作品の話、日常会話などを通じたユーザーの入力や反応によって、学習、成長していく。キャンペーン期間内は、Twitter上でユーザーがキャラクターAIと対話し、インタラクティブな体験をすることができるという。なお、森博嗣「Wシリーズ」が描くのはAI研究の未来で、人工細胞で作られた「ウォーカロン」(人工生命体)のいる世界を舞台に、「人間とAIに違いはあるのか?」 「生きているとはどういうことか?」を問いかける作品となっている。
同社広報担当者は「どこまで天才なのか? "人間とAIの違い"とか、人工知能に関することもぜひ聞いてみてください。犀川先生らしくクールに答えてくれるはずです。ファンの方には、犀川の再現性も楽しんでいただければ。知らないことをシュールにかわすのも見どころです。いろいろ話しかけていじってください(成長します)。botと会話して興味をもっていただけたら、ぜひWシリーズも読んでください。」と語っている。