キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は10月17日、最大解析帯域幅5GHzで110GHzまでの周波数カバレージを実現したシグナル・アナライザ「N9041B UXA Xシリーズ」の販売を開始した。
N9041B UXA Xシリーズは高度なフロントエンド回路を搭載し、低損失かつ効率的なミキシングや、ミリ波バンドで広帯域の変調信号を特性評価する際の表示平均雑音レベル(DANL)を-150dBm/Hzに低下できる同社独自の機能を装備。3Hzから110GHzまでの連続周波数カバレージが大きな特徴で、対象周波数に応じてシステムを組み直す必要がなく、計測および開発効率を向上させることができる。
同製品は50GHzを超える周波数帯の利用が見込まれている5Gや車載レーダーといったアプリケーションでの活用が見込まれており、キーサイトは「展開の速い通信市場で、お客様がいち早く商品化するための必須ツールを、他社に先駆けてキーサイトは提供しています。UXAは、その実例のひとつです。また、802.11ad RFテストソリューションとUXAを組み合わせることで、5G、802.11ad、車載用レーダーなどのミリ波アプリケーションに新たな知見を加えることができます」とコメントしている。