みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)、みずほ銀行、メタップス、WiL LLC.(WiL)は10月13日、FinTechを活用した新たな決済サービスの提供を目的とする業務提携に向け、協議を開始することで基本合意したと発表した。

4社は、FinTechを活用した新たな決済サービスを創出するため、「スマートフォンの利用を前提としたサービスの提供」「決済データの解析による最適な金融サービスの提供」「新たな決済手段の創出」「アジア市場への展開」の4つのサービスの提供に向けて協業して取り組む。

「スマートフォンの利用を前提としたサービスの提供」では、スマートフォンに最適化したシームレスな決済サービスの提供を目指す。

「決済データの解析による最適な金融サービスの提供」では、入出金明細等の決済データを分析することで、顧客に最適な金融サービスを提供。具体的には、個人の顧客の決済データを分析し、資産運用における詳細なアドバイスを提供することや、法人の顧客の決済データを分析し、ビジネス拡大の支援を行うなど、テクノロジーを活用したデータ解析により、金融に関するさまざまな課題を解決することを目指す。

「新たな決済手段の創出」では、顧客の利便性向上の観点から、ブロックチェーンの活用等による決済サービスの創出を通じ、現金でもクレジットカードでもない新たな支払手段の提供を目指す。

「アジア市場への展開」においては、新たに創出する金融サービスを、国内のみならず広く世界で利用できるよう検討。具体的には、今後の決済市場の拡大が予測されるアジア市場において、地域性を踏まえたサービスの提供を目指すという。