fossBytesに10月11日(米国時間)に掲載された記事「Why Is Localhost's IP Address 127.0.0.1? What Is Its Meaning?」が、ローカルホストのIPv4アドレスとして127.0.0.1が使われている理由を伝えた。
RFC990ではクラスAのうち127.0.0.0/8がループバック用のアドレスとして定義されている。このため、通常ローカルホストを指し示すIPv4アドレスとしては127.0.0.0/8で一番最初に利用できるアドレスとなる127.0.0.1が使われることが多い。127がループバックに割り当てられた理由だが、記事によれば、1981年まで0と127が唯一予約されたクラスAネットワークだったからと説明されている。すでに0は特定のホストを指し示すために使われていたため、127だけがループバックアドレスやローカルホストを指し示すIPv4アドレスとして利用できたためとのことだ。
記事では、感覚的によりわかりやすいアドレスとして1.0.0.0をループバック用に選択すべきだったのではないかという疑問も呈しているが、当時すでに1.0.0.0はBBC Packet Radio Networkがアドレスを確保しており利用できなかったと説明されている。