ウィンマジック・ジャパンは10月12日、インテリジェントな鍵管理・暗号化ソリューションである「SecureDoc」のBitLocker管理機能の向上を発表した。セキュリティの強化および機能拡張が施され、IT管理者とエンドユーザの操作性を改善している。
法人向けである「SecureDoc Enterprise Server(SES)」では、異なるプラットフォームが混在するIT環境の拡大に対応し、あらゆる暗号化手法をシームレスに管理することに加えて、BitLocker環境およびAzureのクラウド管理向けに暗号化の機能拡張を提供する。
BitLockerは、データ保護を目的にWindowsの特定エディションに搭載されている暗号化機能。プラットフォームやエンドポイントに依存せず、導入と運用を容易にするよう設計されている他のエンタープライズ鍵管理システムと併用することで、エンタープライズクラスの暗号化ソリューションとして機能する。
ウィンマジックによれば、BitLocker向けSecureDocでは、BitLockerのシームレスな暗号化と同社の包括的なエンタープライズ鍵管理が統合し、両方の長所が生かせるという。BitLockerの暗号化とウィンマジックの鍵管理の併用によるメリットは以下の通り。
- スマートカードによるPBA(Preboot Authentication:プリブート認証)
- エンドユーザはシングルサインオンが可能
- SecureDocの革新的なフルディスク暗号化導入ソリューションによるシームレスなプロビジョニング
- 誤って(あるいは意図的に)BitLockerが無効化されるのを回避するエンタープライズクラスのAlways-onプロトコル
- プラットフォームとエンドポイントに依存しないWindows AzureベースのVM機能―マルチプラットフォームに対応した暗号化の一元管理
- 包括的で最先端の鍵管理機能により実現するパスワードリセットや暗号鍵ラベリングなどの持続的なデータリカバリ機能
- Azureのエンドポイントとクラウド管理を向上させる一元管理機能