ヤンマーは10月12日、ミャンマー連邦共和国において、籾殻を活用したバイオマスガス化発電の実証試験を開始するため、現地試験プラント建設の起工式を11日に行ったと発表した。

同国は水力を中心とした電力供給が約7割と高く、地方を含めた平均電化率も3割弱という状況で、安定した電力供給が課題となっている。同社はこれまでに、バイオマスガス化発電の実証試験を国内各地で行ってきており、米の一大生産国であるミャンマーにおいて、これらの技術が、毎年大量に発生する籾殻を有効に活用し、地方電化に貢献できる可能性に着目した。

今回の同国における実証試験は、環境省の補助事業として、ミャンマーのパートナー企業であるMAPCO(Myanmar Agribusiness Public Corporation)と連携を図りつつ、2017年度の実証試験開始を目指していく。

10月11日に開催された現地起工式の様子