米モバイルアイアンは10月11日(現地時間)、エンタープライズモビリティ管理(EMM)の新製品「MobileIron Bridge」を発表した。
冒頭、今年10月に月にモバイルアイアン・ジャパン カントリーマネージャに就任した荒川勝也氏が登壇し、「今後、代理店販売とハイタッチ営業の双方を拡大していく。その中で、今回発表したMobileIron Bridgeは日本市場拡大に大きく寄与すると考えている。また企業は、そろそろWindows 10の導入に本腰を入れようとしており、そうした企業において、MobileIron Bridgeは有益な製品となるだろう」と語った
MobileIron Bridgeを利用すると、Windows 10を搭載するPCに対し、「既存のPowershellスクリプトで操作を実行」「レジストリの編集と管理」「企業向けアプリストアを通じた非MSIアプリケーションの展開」「ファイルシステムの閲覧と管理」が実行できるようになる。
説明会では、既存のPowershellスクリプトを活用して、PCで稼働しているプロセス、IPアドレス、ディスクの空き容量など、PCに関するさまざまなデータを収集する様子が示された。
また、一般に、WebアプリケーションのパブリッシャーはWindows 10のデスクトップ上に特定のショートカットを作成できないが、MobileIron Bridgeを利用すると、Googleのサービスのショートカットが作成される様子も披露された。
Windows 10に対応した他社のEMM製品は独自のプロトコルを用いているのに対し、MobileIron BridgeはMobile Device Management プロトコルを用いているので、ファイアウォールなどで他のプロトコルを通さなくてよい点でアドバンテージがあるという。