マネーツリーは10月4日、同社の金融インフラサービス「MT LINK」と、セールスフォース・ドットコムが開発・提供するクラウドベースのウェルスマネージメントサービス「Financial Services Cloud」がサービス連携したと発表した。

MT LINKとFinancial Services Cloudが連携

ウェルスマネージメントサービスとは、潤沢な資産をもつ顧客、投資家に対して、商業銀行や信託銀行、証券会社のファイナンシャルアドバイザー、リテール営業担当者、生命保険会社のライフプランナーなどが、資産運用に関して、アドバイス、レポートを行うもの。

Financial Services Cloudは、ウェルスマネージメントサービスを提供するための関係構築や顧客管理を自動化するクラウドサービス。モバイルやタブレットに対応し、ファイナンシャルアドバイザー、リテール営業担当者、ライフプランナーは、場所やデバイスを問わず、世帯情報やライフプランに基づいた資産運用および商品・サービスに関するアドバイスを提供することが可能だという。

今回の連携により、Financial Services Cloudは、銀行口座(個人、法人)、証券口座の明細データの自動取得が行えるようになり、資産を保有する顧客投資家の最新の資産情報を、正確に把握できるようになるという。

MT LINKはこれまで、会計、金融、不動産賃貸管理、自動車整備、経費精算、請求書発行など、さまざまな領域で採用されてきたが、今回の連携で、高い信頼を必要とする資産運用の分野にも進出することになった。